これから仮想通貨取引を始めることを検討している方は、仮想通貨が今度どうなっていくのかとても気になるでしょう。
今後も継続して発展していくかどうかによって、仮想通貨を始めるかどうかの判断が変わってくるかもしれません。
今回は仮想通貨の中でも総合評価の高い3銘柄を比較してみました。
不動の人気を誇るビットコイン(BTC)
ビットコイン(Bitcoin)は、2008年にサトシナカモトによって公開された「ビットコイン: P2P 電子通貨システム」がきっかけとなって開発され、翌年の2009年から稼働している仮想通貨。
ビットコイン(Bitcoin)の特徴は、P2P技術に基づく分散型のシステムによって、公的な発行主体や管理者が存在しない非中央集権型の電子決済システムを実現した点です。
従来の決済システムは、第三者的な仲介者が存在することで、取引が成立していおり、ビットコイン(BTC)のは、仲介者が存在しません。
参加者全員で管理・監視する世界初の分散型の決済システムを構築したことが画期的なポイント。
ビットコイン(BTC)は、数多くの仮想通貨の中で、基軸通貨としての役割を果たしており、現在存在するほとんどのアルトコインの価格はビットコイン(BTC)の価格に影響を受けているのです。
ビットコイン(BTC)は数多く存在する仮想通貨の中でも、特別な存在です。
仮想通貨投資を始めるに際しては、真っ先に学ぶべき銘柄の一つです。
2020年4月のWeiss Ratings社による仮想通貨格付ランキングでは、ビットコイン(BTC)が総合1位名実共に人気仮想通貨と言えます。
人気の高まるイーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)は、ビットコインの技術を応用した仮想通貨。
Vitalik Buterin氏によって開発されたイーサリアム。
ビットコイン(BTC)が決済に利用される仮想通貨であるのに対して、イーサリアム(ETH)は分散型アプリケーション(Dapps)のプラットフォーム内で使用される通貨として開発されました。
イーサリアムの独自の特徴の一つとして、スマートコントラクト機能が挙げられます。
スマートコントラクト機能とは、条件を満たした場合に自動的に契約を実行するための仕組みのことです。
契約情報はブロックチェーン上に書き込まれるので、改ざんされるリスクがほとんどなく、契約の履行に第三者を介する必要がありません。
そのためコスト面でも競争力があると言われています。
過去に1年間で約360倍にも価格上昇のリップル(Ripple)
リップル(Ripple)は、決済システムに特化したプラットフォームです。
厳密に言えば、リップルネットワーク内で用いられるXRPが仮想通貨としての役割を果たすことになっています。
リップル(Ripple)は、中央集権的な管理主体が存在しないビットコインとは違い、リップル社という企業体によって運営されています。
リップル(Ripple)は、分散型台帳技術を利用しています。
具体的には、リップル社によって「信頼できる参加者である」と認定されたバリデーター(ユニークノードリスト:UNL)と呼ばれる承認者によってのみ検証が実施され、一定数のバリデーターが「この取引は正しい」と認めることによって、合意形成を図る仕組みを採用しています。
ビットコイン(Bitcoin)に代表されるパブリック型のブロックチェーンの、仕組みとは大きく異なっているのです。
リップル(Ripple)の優れたポイントの一つとして、速い処理速度が挙げられます。
ビットコイン(Bitcoin)の場合は、決済処理時間は最短でも10分程度かかってしまうのに対して、リップルの場合なら、最短4秒で決済が完了します。
処理速度が注目され、異なる通貨同士を接続する「ブリッジ通貨」としての役割が期待されています。
今後も仮想通貨の動きに目が離せませんね。